セシル閉店!アルバもラブボも!消えたギャルブランドたち

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セシル閉店!アルバもラブボも!消えた平成ギャルブランドたち

2020年7月20日

セシル・マクビー(通称セシル)閉店のニュースに衝撃を受けたアラフォー、アラサー世代も多いのではないでしょうか?

ギャルファッションの象徴として一時代を築き上げたセシルの閉店により、今も勢いが弱まっているギャル文化が更に衰退してしまうかもしれません。

ところで、当時流行っていた有名ギャルブランドが次々となくなっているのはご存知でしょうか?セシル以外にも閉店してしまった人気ブランドがこんなにあるんです。

”ギャル界のカリスマ”セシル・マクビー閉店!

10~20代の女性に人気のファッションブランド「CECIL McBEE」(セシルマクビー)が、主力の「渋谷109」の店舗を含め全43店を閉じる。11月までに順次閉店する方針だ。

 1990年代から若者ファッションの代表格としてブームとなり注目された。ブランドや店舗を運営するジャパンイマジネーションによると、渋谷109の店舗では全盛期には月1億円ほどの売り上げがあったという。

 だが、比較的低価格なファストファッションの台頭などで客離れが進み、近年は売り上げが低迷していた。

 ジャパンイマジネーションはほかのブランドも展開しているが、新型コロナウイルスの影響もあって全体的に売り上げが落ち込んでいる。セシルマクビー以外のブランドも含め店舗全体の9割に当たる計92店を閉店する。これに伴い、全従業員570人の大半を解雇し、再就職を支援するという。

 ジャパンイマジネーションによると、感染拡大に伴う店舗の休業もあって、業績が悪化した。営業は段階的に再開したものの、ここに来て再び感染者は増えている。再度の休業になれば、賃料などの負担に耐えられないと判断し閉店を決めたという。

 ジャパンイマジネーションは、扱うブランドをセシルマクビーを含め五つほどに絞り込み、ネット通販の強化などで立て直しを図る。

引用:朝日新聞デジタル

セシル・マクビーといえばギャル系ファンションを通過した人はもちろん、当時は非ギャルでも多くの女性が名前を知っているギャルアパレルブランドの代名詞でした。

当時はギャルファッションを着る女性が溢れていて、セシルの大人っぽい体のラインを美しく見せる服は絶大な支持を集めていましたね。

30代の筆者も、まわりの友人も含めてギャル系はもちろん、きれいめ系やB系(死語?)ファッションを着ていた子も少なくとも全員2、3着はセシルの服を持ってる、そんな時代だった気がします。全身セシルの子も珍しくありませんでした。

そんな時代を象徴するブランドが消えてしまうのは寂しいですよね(オンラインで購入できるとはいえ)。

アルバもラブボートもBMBも!閉店したアパレルブランドたち

実はセシル・マクビーが閉店する以前にも、ギャル全盛期に大人気だった多くのアパレルブランドが閉店しているんです。

そのなかでも一部ですが、人気が高かったお店をご紹介します。

関連:90年代後半~2000年代初頭に流行った懐かしい平成ファッションまとめ

アルバローザ(ALBA ROSA)

ギャル=ハイビスカスを定義づけたブランド。

もともとのブランドコンセプト”ヨーロッパのリゾートファッション”とイメージが離れたため人気絶頂の2005年に全店閉店。

その後サップヨガやボディーボード選手とのコラボによりブランドイメージ刷新を図る。現在はオンラインを中心に展開。

ココルル(COCOLULU)

カラフルなカジュアルガル系ブランドココルル(別名CO&LU)。

ヒップに”COCOLULU”のロゴが入ったデニムパンツが大流行する(通称:ケツルル)。

レディースだけでなくメンズ、キッズと幅広く展開するも現在閉店。

ラブボート(LOVE BOAT)

セシルがお姉さん系のきれいめセクシースタイルなら、LOVE BOATはカジュアル系ギャルに絶大に支持されたブランド。

LOVE BOATを展開していた(株)ララ・プランは他にもかっこいい系の「LDS」やB系の「LB-03」なども展開するも2011年にララプランが倒産、その後アパレル店はオンワード傘下に入るも2014年に店舗も閉店。

個人的ブラックカルチャーが好きだったのでララプランの服にはとても思い入れがあります。

ローズファンファン(ROSE FAN FAN)

ハートやヒョウ柄などのピンクのアイテムが定番だったローズファンファン。

ローエイジのギャルに大人気だった。

2013年に店舗閉店。その後オンライン販売を継続するも2019年にサイト閉鎖。

ピンキーガールズ(Pinky Girls)

ガーリー系ギャルファッションの筆頭。派手すぎないきれいめギャルからの支持を受けていた。

ジルスチュアートなどを展開するサンエー・インターナショナルのオリジナルブランド。

晩年はギャル色を薄めていたが2013年に全店閉店。

ブルームーンブルー(Blue Moon Blue)

絶頂期はハイビスカスや植物柄のサーファー系ファッションが定番で中高生から絶大な支持を得た。

のちにアメカジ系ギャルファッションにシフトチェンジする。

2013年にオンラインショップ含む全店閉店。

関連:懐かしい!90年代後半~2000年代初頭に流行った”リアル”平成ファッションまとめ

セシル閉店でギャルファッションは完全に廃れるのか?

ギャル系の人気ブランドが相次いで閉店していった中でセシル・マクビーは最後の砦だったと言えるでしょう。

そんなセシルもトレンドを反映し、近年はギャル色の薄いカジュアルファッションを展開していました。

それでも時代の波に乗れなかったセシル・マクビーが閉店したことは今後ギャル文化が生き残れないことを意味しているのでしょうか?

ギャルメディアの復活、芸能人の活躍に希望

ギャル文化は今でも密かに頑張っています。

若者の大半は非ギャルですが、みちょぱやゆきぽよのようにかつてのギャルの風貌を彷彿させる今時ギャルが表舞台で活躍する限り、人々のからギャルが忘れ去られるということはないのではないでしょうか?

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また、一時は時代の移り変わりでつぎつぎと廃刊したギャル雑誌ですが、「egg」は2018年にWEBマガジンとして復活、その後不定期で雑誌を発刊しています。

そして同じく人気ギャル雑誌だった「nuts」も2020年にWEBメディアとして復活しました。

閉店ラッシュの2013~2014年頃のことを思えば、少しだけギャル文化が盛り返しているように感じませんか。

今後ギャルファンションが以前のブーム時のように多くの若者から支持される日が来るのかどうかは分かりませんし、ともすれば下品だったギャルファッションなんて流行らなくてもいいと思います。ですが、最近の流行りの服はかわいいけれどどのブランドも以前ほどの個性はなくて少し面白みに欠ける気もします(若い子から見たら全然違うのかもしれないけど)。

ギャル系とか〇〇系に属す必要はないと思うけれど、ファッションで自分の生き方や考え方を表現できるような時代がまたやってくると面白いのではないか。と30代のBBAは考えるのであります。

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