【撮り鉄】迷惑行為,妨害行為,犯罪,問題行動まとめ

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【撮り鉄】迷惑行為,妨害行為,犯罪,問題行動まとめてご紹介

2022年8月30日

SNSやニュース報道でたびたび問題となっている撮り鉄の問題行動。一般常識の範囲を大きく逸脱した行動には驚かされます。そんな取り鉄の迷惑行為や妨害行為、犯罪行為といった問題行動をまとめました。

妨害!不法侵入!罵声!荒ぶる撮り鉄

電車を撮る熱意は伝わりますが、撮り鉄の主張は自己中心的なものばかりですね。

警察にいくら注意されても全く聞く耳を持っていません。「向こうにも注意しろ」というのも自己中心的ないいわけです。

「JRの指導に従えないならJRの鉄道を撮るな」という警察官の発言はごもっともです。

周辺住民に被害を及ぼす撮り鉄

2021年の4月には東京都八王子市のとある鉄道撮影スポットの踏切近くにある民家の庭木が伐採される事件が発生しました。犯人は明らかになっていませんが、この民家周辺には日頃からカメラや脚立を持った人がよく現れていたということです。

翌年の22年にも、伯耆線沿線で特急「やくも」を撮影するために、撮り鉄が私有地の柿の木を勝手に伐採するという事件が起こりました。

また撮影の場所取りが目的で、私有地に三脚や私物を置きっぱなしにする撮り鉄もいます。

電車内でも迷惑行為を行う撮り鉄

「写真を撮影したいからと社内のライトを消して欲しい」とお願いするために緊急停止ボタンを押して車掌を呼び寄せている撮り鉄です。

受け答えの様子からは物事の重大性に全く気づいていないようですし、反省のようすも見られません。

キセル乗車の撮り鉄

2020年に東京-金沢間をキセル乗車しようとしていた高校生の撮り鉄少年グループが、顔見知りの撮り鉄少年2人によって行為を通報された腹いせに、少年らに暴行を加えたりデジタルカメラを脅し取るという事件が起きました。

犯人の少年グループは「キセルを通報するなんて撮り鉄界のタブーを犯した」と供述したようです。

窃盗犯の撮り鉄(盗り鉄)

撮り鉄(もしくはそれ以外の鉄道ファン)が、鉄道の名札や行き先幕といった備品や、車両部品を盗むという事件も多々発生しています。

近年では大井川鐵道や野岩鉄道、JR奈良線などが被害を訴えています。

鉄道会社や自治体にお金を使わせる撮り鉄

注意しても減らない撮り鉄の線路や道路への不法侵入を解消するために、撮り鉄のための撮影スペースを設置した鉄道会社や自治体があります。

IGRいわて銀河鉄道の滝沢駅や、えちごトキめき鉄道の二本木駅、JR西日本の津和野駅周辺などでは撮り鉄撮影スペースが設けられています。

撮り鉄の死亡事故

撮り鉄は周囲に被害を及ぼすだけではありません。死亡事故という最悪のケースも引き起こしています。

  • 1976年 京阪100年号を撮影しようと注意に耳を貸さずに線路に侵入した児童が、列車と接触し死亡
  • 2008年 寝台特急「富士」「はやぶさ」撮影中に倒れた三脚を起こそうと線路に入った人物が貨物列車と接触し死亡

また、幸いにも死亡事故にならなかったものの、ホームに撮り鉄が殺到し、一部の撮り鉄が線路に落下するという事故や、撮り鉄同士の争いでけが人が出るというトラブルも起きています。

マナー違反の撮り鉄ばかりではない

ここまで撮り鉄の迷惑行為や犯罪行為などの問題行動を立て続けに紹介してきましたが、気分を害した人も多いかと思います。

ここで紹介した撮り鉄たちは撮り鉄の中でもマナーの悪い一部の撮り鉄です。

マナーに従う撮り鉄ももちろんいますので、紹介しておきます。

押し合ったりせず、声を荒げることもなく、駅員さんの指示に「はーい」と元気よく返事していますね。

本来であればこれが人としての当然の行いなのでしょうが、マナーの悪さばかり注目される撮り鉄ですし、私自身も近所で線路内で陣取る撮り鉄を目にた経験があるので、失礼ながら「意外」と感じてしまいました。

撮り鉄は一部の迷惑行為によって偏見を持たれたり、車両イベントに立ち入れなかったりと、自らの首を締めている状態です。

この映像のように、みんながルールを守って撮影できれば、撮り鉄文化への理解もより深まるのではないでしょうか。

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