アートネイチャーCMの増毛駅は実在する”ハゲの聖地”だった

エンタメ

アートネイチャーCMの増毛駅は実在する”ハゲの聖地”だった

城島茂さんが出演するアートネイチャーCM。地方ロケのレポーター役の城島茂さんが、そこで出会った街人やロケスタッフたちがが増毛していることを知り、その自然な仕上がりに驚くという内容ですが、そのCMの舞台となっているのが「増毛(ましけ)駅」です。

毛が増える駅なんて、そんな都合のいい名前の駅なんて実在するはずない思われるかもしれませんが、実は増毛駅は実在しています。しかも増毛駅はいろいろと面白い駅で、観光客にも人気のスポットだったんです。


アートネイチャーのCMロケ地「増毛駅」はどこにあるの?

城島茂さんが出演するアートネイチャーのCM、【MRP BOOST】増毛町篇に登場する増毛(ましけ)駅がある場所は、北海道増毛郡増毛町です。

増毛郡増毛町は、北海道の北東部の沿岸に位置しており、増毛駅は、北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線の駅でした。

2016年12月5日に留萌駅 - 増毛駅間が廃線となり、増毛駅も廃駅となりましたが、そのおよそ1年半後に、駅舎を開業当時(100年前)の旧駅舎の形に改築し、特産品の売店や飲食コーナー、資料館などを備えた観光施設に生まれ変わりました。

関連記事:ホットペッパー 洋画アフレコCMの元ネタ映画は実在?声優は誰?

アートネイチャーCMの増毛駅はCG合成

北海道に実在する増毛駅ですが、アートネイチャーのCMは実際に増毛駅で撮影が行われたわけではなく、役者さんたちの背景にCGで駅舎が合成されています。

増毛駅が架空の駅のように感じるのは、この合成感が原因でしょう。

増毛駅は映画『駅 STATION』の舞台

増毛駅は高倉健さん主演の映画『駅 STATION』(1981年)の舞台で、現在でも映画のファンが訪れています。

そして増毛駅から目と鼻の先には、同作に登場する風待食堂の建物がそのまま残っており、現在は、観光案内所として利用されています。

施設内には、映画の資料や、映画に登場した「居酒屋桐子」のセットの再現などが展示されており、こちらも見どころ満載です。

増毛駅も風待食堂もレトロで趣がありますが、その他にも増毛町には、以下のように懐かしさを感じる、明治~昭和の建築物が今なお残っています。


ノスタルジックな雰囲気、良いですね!

このような昔の立派な建築物が多いのには、増毛が幕末以降北方警衛の要衝として栄えていたという歴史背景があります。

ちなみに、増毛町には美味しい海産物やお酒もあるそうですよ。増毛町、行ってみたくなります。

増毛町は”ハゲの聖地”だった!

増毛町がレトロでとっても素敵な街だということが分かっていただけたと思います。

だからこそ、思いませんか?
いくら”増毛”という名前だからって、こんな風情ある街を増毛(ぞうもう)と結びつけるのは、アートネーチャーの悪ノリが過ぎるのではないかと。


ですが実は、増毛町と増毛(ぞうもう)との関連付けは、アートネイチャーがはじめたことではないんです。

このCMのもっと前から、増毛町は、薄毛の方たちに”ハゲの聖地”として崇められており、全国の頭髪に悩む方々がご利益にあやかろうと増毛町を訪れてきた歴史があります。

さらに増毛町自体も、増毛という町名をネタに町おこしを行っており、増毛町は公認の”ハゲの聖地”なのです。

その証拠がこちらです↓

こちらは人気のお土産「毛が増えるきっぷ」です。パッケージイラストが、薄毛界の大御所キャラを思わせます。薄毛の人がお守りとして持っているとご利益があるとか…

増毛駅構内にはフォトスポット”奇跡のベンチ”が。背景の黒いもこもこの前に座ると、奇跡が起きる?!

この動画、増毛町観光協会のインスタ公式アカウントで発見したものです。

公式がここまで思い切っているのなら、アートネーチャーのCMなんてかわいいものです。

ちなみに、アートネイチャーのCMで増毛町が取り上げられることについて、地元は歓迎しており、2022年10月28日には、アートネイチャーCMが増毛町の桜植樹祭に協賛・参加しました。

でも、増毛町の由来は「毛が増える」ではありません

”ハゲの聖地”と言われる増毛町ですが、増毛という地名の由来は、毛が増えるとか、毛が多いなどではありません。

増毛(ましけ)は、アイヌ語で「かもめの多いところ」を意味する「マシュキニ」もしくは「マシュケ」が語源です。

かつて増毛はニシン漁で栄えており、ニシンの群れをめがけて、海面に大量に集まったかもめの様子が地名の由来となっています。

まとめ:アートネイチャーCMの舞台増毛町は遊び心に溢れたレトロかわいい街だった

アートネイチャーのCMに登場する増毛町は、薄毛で町おこしを行うユーモアと、映画の舞台にもなった映えるレトロな街並みが共存した唯一無二の素敵な街であることが分かりました。

筆者はアートネイチャーのCMで初めて増毛町の存在を知ったのですが、どんな街なのか調べれば調べるほど、その魅力に心奪われていきました。

増毛町は路線廃線によって活気を失った時期もありましたが、旧駅舎の復活を期に、再び注目を集めているようです。薄毛な方も、そうでない方も、増毛町へ足を運んで歴史や文化や食に触れてみてはいかがでしょうか?


関連記事:朝ドラ「舞いあがれ!」浪速大学 モデルは近畿大?ロケ地 府立大にも共通点が

-エンタメ
-,

© 2022 ウラウラ+