今週末に開催される2020年フィギュアスケート四大陸選手権。
この大会と後の世界選手権で優勝を狙う羽生結弦選手は、自身のプログラムを「秋によせて」と「オリジン」から「バラード第1番」と「SEIMEI」に変更し、大会に挑みます。
「バラード第一番」と「SEIMEI」といえば、平昌オリンピックで金メダルを獲得した羽生選手を代表するプログラムでもあります。
このプログラム変更についてファンたちは引退を示唆するものではないかと心配しているようです。
2020年四大陸選手権直前に羽生結弦がプログラム変更を発表
Embed from Getty Images6日開幕のフィギュアスケート四大陸選手権(韓国・ソウル)に出場する男子の羽生結弦(25=ANA)を指導するジスラン・ブリアン・コーチが3日、韓国の仁川空港で取材に応じ、羽生の演目変更について語った。
ショートプログラム(SP)は「秋によせて」から「バラード第1番」へ、フリーは「Origin」から「SEIMEI」へと変更。今大会から五輪を連覇した18年平昌大会で使った名プログラムに回帰となる。ブリアン・コーチは「彼が決めた。世界選手権で勝つためのプログラムを探った」と語り、過密日程を戦い抜いた全日本選手権後に決断したことを明かした。
昨季から演じるSP「秋によせて」はジョニー・ウィアー氏、フリー「Origin」はエフゲニー・プルシェンコ氏へのオマージュをささげる演目だった。「ウィアー、プルシェンコへの尊敬の念を持って滑ってきたが、それをやると本来の自分の演技にはならない。自らの内からあふれ出るモノが必要だった」と説明し、「彼は今、誰のためでなく自分のために滑っている」と強調した。
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2020/02/03/kiji/20200203s00079000391000c.html
<上の記事の要約>
- 平昌五輪のプログラムへ変更したのは”世界選手権に勝つため”に下した羽生選手自身の決断
- ウィアーやプルシェンコへのオマージュプログラムでは自分らしい演技を滑ることが難しい
関連:羽生結弦がトゥルソワら4回転女子を語り謙虚さを称賛される
平昌五輪プロへの回帰にファンの反応は?
羽生さんは試合で4A降りるまで引退しないと信じてるで…
— ⛸ さ く ま ❄ (@Sakuma_0812) 2020年2月1日
羽生さんSEIMEIでネイサンに勝てなかったら競技引退しそう…
— KG_yuki@フッ軽お上り田舎侍 (@kg_yuki1211) 2020年2月2日
集客力半端ないから競技やめてプロ転向してアイスショーやっても良さそうだけどw
羽生さんの競技生活の終わりが近づいてる系ツイート地雷すぎて無理😭 結婚より現役引退の方がダメージ大きい気がする、、!
— ma (@_Hanyu3) 2020年2月2日
引退醸し出す様な発言聞くとまだ引退するには勿体な様な気もするし色々思うことがあるんだけど私は羽生さんじゃないからなんにも言えない…
— ゆー❣️🍰🌸🍣 (@hy_082) 2020年2月2日
羽生くんプログラム変更するのか…あれかな、怪我で飛べなかったジャンプ入れて完璧なSEIMEIやりたいのかな韓国で。
— みみ (@RkumaHi) 2020年2月2日
忘れ物全部回収してやるぜ感がすごくてね。引退が近づいてるのかなやっぱり。最後まで全力で応援する!
羽生君自身が引退を口にしたわけでもないのに引退かも?とファンが勝手に怯えてファンが勝手にその空気感を作るのはどうなんだと思うな🙄
— ヒソカモロウ@酒好き (@rynettescavo) 2020年2月2日
羽生君は多分originを中途半端なまま終える気は無いと思う
そして試合で4Aを入れてもそれが納得の行く4Aでなければ満足しないのではとも思う
これも臆測だけど😂
平昌の舞台であった韓国という地であの伝説のプログラムを再演したいという思い
— みぃ (@miii_yuzulove95) 2020年2月2日
originとotonalは羽生さんが思う集大成の場で完成形にしたい
という思いではないかと
まだoriginとotonalで4A込みのプログラムはやってないから
まだ引退じゃないんじゃないか?
誰かが言ってた。
— 💗micchi💗挑戦的再演、全力応援📣🌟 (@IeLS65ZgBbD6U1f) 2020年2月2日
「進化の時」の次は「栄光の時」だと。
いくら神がかりな羽生くんでも体力の衰えには逆らえない。
4A成功は未知数だけど、残された少ない時間の中で、バラ1とSEIMEIでの世選優勝🏆は不可能ではない。
引退もよぎる切ない思いもあるけど、「栄光の時」として完結できる事を願いたい。
羽生さんがMOIでSEIMEIやったときに
— Мэи / めい / Mei (@Rus_127_sima) 2020年2月2日
インタビューで1番自分が輝いていた時のプログラム…とかいってたし
今回のワールドでネイサンに勝って引退…
は羽生さんの中でも綺麗な引き際な気がする…
今季国内外の最重要大会で優勝出来ていない羽生君は、本当に背水の陣で臨むつもりなのでは?
— ささパンダ (@shomauno1221) February 2, 2020
「負けは死」、で「勝てなくなったらやめる」とインタビューでも語っていた羽生君だから、世界選手権でネイサンに雪辱出来なければ、引退を視野に入れているのではないかな?今季が勝負、次季はないと。
羽生結弦のプログラム変更は引退を示唆しているのか?
世間の意見は引退するのでは?派と
まだ引退は早いのでは?派に分かれていますね。
どうして意見が2つに別れているのでしょうか?
それには羽生選手の、
現役を続けるためのモチベーションが関わっているようです。
羽生結弦が現役を続けるモチベーションとは?
オリンピック2連覇を筆頭に
大きなタイトルを多数獲得してきた羽生結弦選手が
現役を続けるモチベーションとは何なのでしょうか?
それはズバリ4回転アクセルです。
人類初の4回転アクセル成功は
羽生選手のかねてからの夢でもありました。
(ボーヤン・ジン選手が四大陸選手権で4Aを組み込んだそうですが、どうなるか…。)
現在羽生選手はこのジャンプのためだけに
現役生活を続けていると言っても過言ではありません。
もちろん4回転ジャンプを成功させても
勝たなければ(羽生選手的には)意味がありません。
最大のライバル、ネイサン・チェン選手に勝つためにも、
4Aを含むパーフェクトな演技を滑ることが
羽生選手の現役最後の目標だと言えるでしょう。
羽生結弦引退についての考察
今シーズン最終戦の世界選手権で
羽生選手が4Aを決めて、
さらにプログラムの完成度も高く、
優勝できれば引退を決意する可能性もあると思います。
ですが個人的にはそうはならない気がしています。
確かに4Aに挑戦するのなら、
滑りなれたSEIMEIに変更して正解だったと思います。
ですが、昨年12月の4Aの練習を見るかぎり、
4Aを試合でキレイに成功させるには
まだ時間がかかりそうな気がするんです。
(羽生選手のことなので分かりませんが)
今回の世界選手権は4回転アクセル成功というよりも
相性のいいプログラムでネイサン選手と勝負して
勝ちグセを付けたい、いい形でシーズンを締めくくりたい
という意味合いの方が強いように感じます。
<追記>羽生選手は四大陸選手権を見事優勝し、スーパースラムを達成しました。
しかし4Aはまだ。そして20-21シーズンも現役を続行しています。
やはり平昌プロに戻したのは四大陸で勝つための作戦だったように感じます。
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引退は突然やってくる?
今シーズンでの羽生選手の引退については
羽生選手自身もおそらくまだどうなるか
分からないのではないでしょうか?
ですが、確実にその日が近づいているのは事実です。
羽生選手のことだから何か大きな試合で
有終の美を飾って引退するのではないかと思います。
個人的には史上初のオリンピックで4A成功、
フィギュア初のオリンピック3連覇を成し遂げる日が
その日であってほしいのですが・・・。
羽生選手の足のことを考えると、
今このレベルで競技を続けていることも
奇跡のようなものですから、
今に感謝して羽生選手の演技一つ一つを
大切に見届けたいと思います。
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