TBS日曜劇場「半沢直樹」の2020年版が7月19日よりスタートします。
7年間続編を待ち焦がれていたファンも多いドラマですが、苦手な人もいるようです。
大人気ドラマの半沢直樹が嫌いな人の理由は何なのでしょうか?
7年ぶりにブーム再来の半沢直樹
2013年に第1シーズンが放送された半沢直樹。
関東地方では最高視聴率42.2%を記録。これは歴代の全民放ドラマの中でも史上3番目に高い数値です。
当時大ブームになった半沢直樹は、続編を期待させるような終わり方でしたが、その後6年半の沈黙期間が続きます。
しかし2020年についに帰ってきました。
正月に『半沢直樹II・エピソードゼロ〜狙われた半沢直樹のパスワード〜』が放送され、続編は4月クール放送開始が延期されていましたが、7月19日にいよいよ放送が始まります。
先日には第1シーズンの総集編が2週に分けて放送され、すでに半沢直樹熱は高まりはじめています。
半沢直樹が嫌いな人も意外に多い?!その理由とは?
大ヒットドラマ半沢直樹ですが、なかには嫌い・苦手という人もいます。
ドラマでも食べ物でもなんでも、すべての人に好かれるものなどこの世にはないのは分かりますが、あれだけ評価の高いドラマなのに、なにが、どこが、なぜ気に入らないのでしょうか?
半沢直樹好きの筆者としてはその理由が気になったので、SNSの半沢直樹嫌い派の方々の意見を調べてみました。
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半沢直樹が嫌いな理由①俳優や役者の配役が気に入らない
これはどのドラマにも当てはまることですが、自分が好きではない俳優さんが出演しているから見たくない、と思うのは自然ではないでしょうか?
また、「あの俳優さんのこんな役は見たくない」と思う気持ちも理解できます。
半沢直樹というドラマは主要な登場人物のキャラがかなり濃い作品です。それに悪役がとても多い。しかも俳優さんの演技力が総じて高いので、悪役は本当に憎らしいんです。
「推しの俳優さんのこんな役を見るのはつらい」と思うのだとしたら、それはその俳優さんの演技力が高いという証でもあるのかもしれません。
半沢直樹が嫌いな理由②暑苦しいキャラクターが苦手
先程も言いましたが半沢直樹の登場人物はキャラ揃いで、アクが強いです。
主演の半沢直樹も、画面から飛び出してくるのでは?というくらいグイグイと熱を放出してきます。
作品のファンならそこもまた楽しみの一つですが、キャラクターが受け入れられないなら見ているのもつらいですよね。
半沢直樹が嫌いな理由③展開がマンガ
半沢直樹は一つの障害を乗り超えたと思ったら続けざまに障害が現れてくるというドラマです。
普通のドラマが山あり谷ありでストーリが進むのだとしたら、半沢直樹の場合は谷→どん底→地底→エベレストドーン!みたいな特殊なストーリ展開です。
主人公の半沢直樹が相手に勝った時の快感は他のドラマでは味わえないほどですが、苦手な人からすると、その高低差に現実味を感じられず冷めてしまうのかもしれません。
半沢直樹が嫌いな理由④ひどすぎる展開に耐えかねる
半沢直樹は周囲を的に囲まれているので、主人公は次々と嫌がらせを受けます。
キャストの演技力が高いので、見ているこちらまで感情が入りすぎてしまい、見るだけで疲れる、見るに絶えられないほどダメージを受けるという人も少なくないようです。
なかには自分の職場の嫌な上司や、パワハラを思い出して胸が苦しくなる人たちも。
半沢直樹が嫌いな理由⑤”倍返し”の精神が嫌い
主人公・半沢直樹の決め台詞は「やられたらやり返す。倍返しだ!」ですよね。
”倍返し”は第1シーズン当時、流行語に選ばれるほどブームになりました。
しかしこの”倍返し”の精神に拒絶反応を起こす人もいます。
仕返ししてしまえば憎しみの連鎖を断ち切れないと考える人や、「目には目を」じゃないとフェアじゃないという考えを強く持つ人にとって、このドラマの肝である「倍返し」の精神は受け入れられないようです。
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半沢直樹が嫌いな理由⑥怒るシーンが苦手・怒鳴ってばかりで怖い
半沢直樹は悪役も主人公も怒る・怒鳴る・罵るシーンが多く登場します。
人が怒られるシーンを見ると自分が怒られている気分になって怖くなる、不快でストレスが溜まると感じる人が少なくなく、”怒るのが嫌だ”という声は多かったです。
家族が半沢直樹を見ていて、隣の部屋から怒号が響いてくるのがうるさいという意見もありました。
とりわけ総集編は、主人公が倍返しするシーンを中心に構成されていたので(そこはカットできない)、怒鳴るシーンが頻繁に登場しましたね。総集編で初めて半沢直樹を見たという人は「そんなにいつも怒るの?」と驚かれたのではないでしょうか。
半沢直樹が嫌いな理由⑦土下座をさせるのが嫌
土下座をさせるという行為に否定的な人もいました。
その理由は
土下座という行為に意味を見いだせない、
土下座は時代遅れだと感じる、
土下座をさせる行為で共感性羞恥を感じるなどさまざまです。
共感性羞恥とは「他人が恥をかいているのを見ていると、自分が同じ目にあったように恥ずかしく感じる」という心理学用語です。
私は意識していませんでしたが、たしかに半沢直樹には土下座だけでなく、会議中に特定人物に嫌がらせをする、書類を隠される、上司の責任を部下が背負わされるなど、共感性羞恥を感じさせるポイントがたくさんありますよね。
結論:倍返しで”すっきり”を感じられない人は半沢直樹が苦手
以上、半沢直樹が嫌い・苦手という人たちの意見でした。
出演者や、登場人物のキャラが受け入れられないという問題はどのドラマにも言えることですが、それ以外の理由には共通点があるように感じました。
半沢直樹は視聴者が主人公の半沢や仲間とともにイライラ・モヤモヤ・怒りをつのらせ、最後の倍返しでストレスをドバっと解消するのが醍醐味のドラマですが、その最後のスッキリシーンに至るまでに共感できない部分があると、このドラマを苦手と感じるようです。
なにか一つでも違和感を抱きながら見ていると、スッキリシーンでもモヤモヤがのこり残り、ひたすらストレスを蓄積するドラマになってしまうようです。