10月8日の「千鳥のクセがすごいネタGP」で放送されたロバート秋山さん扮するリュージさんの”そばかす”が話題になっています。
リュージさんの歌のモチーフ”そばかすの少女”人形について調べてみました。
リュージ(ロバート秋山)の”そばかすの少女”ネタのクセがすごい
「千鳥のクセがすごいネタGP」で披露されたリュージ(ロバート秋山)さんの歌ネタ”そばかす”。
この歌は”実家の壁に住む専門のそばかすの少女”をテーマにした歌です。
歌詞にある「どんなアニメにも属さない」「なんとも説明しづらいカントリー風」「あまり子供に支持もなく」など、秋山さんの着眼点が面白すぎます。
そんなそばかすの少女人形、あなたも見たことがありませんか?
ロバート秋山の「なんか名前わからんけど実家にある紙粘土のそばかすの少女」のネタわろたw うちにもあったわ pic.twitter.com/Afz6S2lJUe
— うっきぃ (@ukki0809) October 8, 2020
背中が平べったくて、手に何らかのアイテムを持っていて、スカートがフリフリで、足が太くて、前髪で目が隠れている専門の壁掛け少女。
うちの実家の壁には住んでいませんが、友達の家に遊びに行ったときに複数のお宅で目にかかりました。
幼い頃から当たり前のように目にしていたので、そばかす少女を当たり前の存在として受け入れてきた人も多いのではないでしょうか?
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”そばかすの少女”の正体判明!生みの親は粘土作家かないともこ
リュージさんのネタで初めて”そばかすの少女”を意識した人も多いはずです。
ということで、そばかすの少女の作者についてや、なぜこれほど人形が出回っているのかについて調べてみました。
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そばかすの少女は”かないともこ”の紙粘土作品だった
そばかすの少女の生みの親は粘土人形作家のかないともこさんです。
人形は紙粘土を使って作られました。
かないともこさんのそばかすの少女こと壁掛け人形は35年以上前の昭和の終わり頃(80年代)に流行ったそうです。
かないさんは粘土人形の本を多数出版しています。
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そばかすの少女はなぜ日本中に存在するの?
https://www.instagram.com/p/Be9UK7RHSEv/
かないともこさんの作品である壁掛け人形が、日本中に存在し、しかもかなりの認知度があるのはなぜなのでしょうか?
普及率からすると、かないさんが日本中のそばかすの少女を作るとなると何十年と時間がかかるはずですよね。
実は日本の各家庭に存在するそばかすの少女人形のほとんどはかないともこさんの作品ではありません。
かないさんの教本などを参考に作られた趣味の作品が大半なんです。
当時はかないともこさんの人形だけでなく、人形を作るという行為もブームだったようです。
あなたの家庭の壁に住む専門の少女も、ご家族の作品ではありませんか?
このように↓一人で何十体と人形を作る達人もいらっしゃったほど。
それに、そばかすの少女をたくさん作ってバザー等で販売する方も多かったようなので、人形を作れない人の家にもこの少女が飾られるようになったというわけです。
それにしても、作者が違うので完成度に差が生じるのはもちろんとして、子供から大人まである程度のクオリティで仕上げられるってすごくないですか?
”そばかすの少女”をイメージすると、ほとんどの方があの人形を思い浮かべることができるというのはつまり、失敗作が少ないということ。
誰が作っても美しく、可愛らしく見えるデザインを生み出したかないともこさんは偉大なアーティストですね。
そして物そのものではなく、”ものづくり”が流行る時代ってなんだかあったかくて素敵です。
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