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ネタバレ無「パラサイト」PG12はなぜ?子供に見せられないシーンとは?

2020年12月18日

第92回アカデミー賞で最多4部門を受賞した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が2021年1月8日に金曜ロードショーで地上波初放送となります。

この地上波初放送版は声優陣に神木隆之介さんらオリジナルキャストを招いた本編ノーカットの特別版。

ブルーレイ等の映像作品でも見られない吹き替えバージョンとは異なるレアバージョンです。

放送前から注目度が高まりますよね。

ですが、本作はPG12指定作品です。

12歳未満の子供と見ても大丈夫なのでしょうか?

結論を先にいうと、あまり大丈夫ではありません。

「パラサイト 半地下の家族」のどのようなシーンがPG12に該当するのかを、ストーリーのネタバレ無しにご紹介したいと思います。

「パラサイト 半地下の家族」の年齢制限PG12とは?

「パラサイト半地下の家族」にはPG12という指定があります。

PG12とは、「12歳未満(小学生以下)の子供が鑑賞する際には成人保護者の助言や指導が適当」とされる年齢区分です。

つまり、小児が見てはいけない作品ではないけれど、鑑賞するときには親が注意を払いながら見せる必要がある作品ということです。

ちなみにR指定と言われる年齢区分は、例えばR15+であれば「15歳未満は鑑賞を禁ずる」というより厳しい年齢制限です。

では、具体的にPG12に該当するのはどのようなシーンがあるかと言うと、

性や暴力、麻薬、残酷残忍な描写。

もしくは未成年役の子が飲酒やタバコ、自動車の運転などを行うといった、子供が真似してはいけないようなシーン。

もしくはひどいトラウマを植え付けるようなホラー映画等の恐怖シーンなどです。

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「鬼滅の刃 無限列車編」もPG12作品

ちなみに国内歴代No.1ヒット作となるであろう「鬼滅の刃 無限列車編」も、実はPG12作品なんです。

鬼滅の刃の場合は、鬼の首を斬るというような戦闘シーンが多く含まれるため、年齢区分が設けられていると思われます。

しかし、皆さんご存知の通り、映画版もアニメ版も鬼滅の刃は大人から小さな子どもにまで大人気ですよね。

戦闘シーンが苦手な人にとっては見るのがキツイシーンも多少あるものの、それ以外の人にとってはPG12作品だからといってトラウマになったり、悪い意味で影響を受けてしまうシーンはありません(せいぜい、子どもたちが戦い”ごっこ”をするくらい)。

では、鬼滅の刃が大丈夫なら、パラサイトも大丈夫なんじゃない?と思いますよね。

ですが、同じPG12作品といっても、劇場版鬼滅の刃とパラサイトでは性質が異なります。

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ネタバレ無し!「パラサイト 半地下の家族」がPG12である理由

「パラサイト 半地下の家族」がPG12作品である理由は、作品中に残酷な暴力と性の描写があることです。

暴力的なシーンについて

「パラサイト 半地下の家族」には暴力的なシーンが複数回登場します。

もちろん暴力に主軸を置いた作品ではないので、R指定作品のようなグロテスクな描写はありません(感じ方には個人差があります)。

ですが、血も流れるし凶器も登場します。

そして生きている人間の暴力シーンなので、そういう意味ではアニメのド派手な戦闘シーンよりもリアルな残酷性を感じます。

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ですが、「残酷なシーンが嫌ならそのシーンだけ飛ばせばいいよね」というほど、暴力シーンの扱いが軽いわけでもありません。

パラサイトに登場する暴力シーンは、ストーリーの重大な局面に登場するため、仮に暴力シーンを早送りすれば話の内容が分からないままストーリーが終わってしまう可能性もあります。

性的なシーンについて

パラサイトを鑑賞した多くの方が心配しているのは、暴力シーンよりも性的なシーンの描写の方です。

パラサイトには1箇所だけPG12の性的な描写が登場します(通称:時計回りのシーン)。しかもそれがけっこう長い。

具体的な説明は控えますが、性的なシーンと言っても裸が映るわけではありません。

むしろ服を着ているのですが、服を着ているのを良いことに(?)通常のベッドシーンでは布団や画角でごまかすであろうリアルな絡みが展開します。

このシーンを低学年くらいまでの子が見たらキョトンとして「この人たち何してるの?」と聞いてくるかもしれません。

高学年くらいにもなると、たとえ行為の意味が分からなくても、何となく見てはいけない物を見てしまったと感じるかもしれません。

どちらにせよ、パラサイトの性的シーンは12歳未満の子が引っかかるポイントになりそうな気がします。

まとめ「パラサイト」は小学生以下に見せるのはまだ早い

PG12の映画である「パラサイト 半地下の家族」は、個人的には小学生の子には見せたくないなと感じます。

もちろん、先程ご紹介した暴力シーンや性的描写が引っかかるのも理由ですが、そもそもストーリーを理解するのにも年齢的に無理があるとも感じます。

衝撃の展開が話題になった作品ですが、注目はそこだけでなく、そこに至るまでの過程に貧困や差別、そして韓国社会の闇などさまざまなメッセージがいたるところに込められており、(難易度的に)子供向けの作品であるとは思えません。

仮に子供が見たとしても、話の意味がよくわからないまま、ただ過激な映像だけが記憶に残るのではないかと思うんです。

しかもお正月の家族団らんの映画鑑賞タイムですし。

少なくとも私はこの作品を選ぶ気にはなりません。

もちろん、作品としては面白いので、内容を批判する気はありませんし、興味ある方はご覧になったほうが良いと思います。

ですがお子様に見せる前にまず大人が確認することを強くおすすめします。

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