小平奈緒は引退後の活動は？指導者には興味なしか

スピードスケート小平奈緒選手が、2022年10月の全日本距離別選手権500メートル出場を持って選手を引退します。

小平奈緒さんはスピードスケート日本女子史上初のオリンピック金メダリスト（18’平昌）です。そんな偉大な選手が競技の場を去るのは寂しいことですが、同時に小平奈緒選手の引退後のキャリアも気になるところです。

この記事では、小平奈緒選手の引退後の活動についての情報をご紹介します。

小平奈緒は引退後の活動は？

平昌オリンピックでスピードスケート日本女子史上初の金メダルを獲得した小平奈緒選手。

スピードスケート界のみならず日本国中に旋風を巻き起こした偉大なアスリートですね。

そんな小平奈緒選手が、2022年10月に長野県で行われる全日本距離別選手権を最後に引退します。

小平奈緒選手の偉業

・冬季オリンピック獲得メダル数金1 銀2
・ワールドカップを22度制覇
・国内外競技会32連勝の記録を持つ
・日本女子初個人種目世界記録樹立

このように世界の第一線で長い間活躍し続けてきた小平奈緒選手ですが、最後は地元長野の地で滑りたいという想いがあり、ラストレースを今年10月の全日本距離別選手権（長野市エムウェーブ）に定めました。

小平奈緒は引退後何をするの？

現役選手としての小平奈緒選手の雄姿を見られるのも残りあと半年。お疲れ様という気持ちと同時に寂しさを感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし、小平奈緒選手はまだ35歳と若く、これから先の人生のほうが長いわけです。

小平選手は、引退発表会見の場で「スケートだけで人生を終えたくない。次のステップに進みたい」と語っていることからも、引退は今後の第2の人生のスタートであると捉えていることが分かります（ちなみに小平選手はアマチュアスポーツに引退はないという考えから、自ら”引退”という表現は使っていません）。

では、小平奈緒選手は引退後どのような活動をするのでしょうか？

会見では具体的なプランを述べていませんでしたが、小平選手の発言や、彼女のアスリートとしての地位を踏まえると、以下のような活動が考えられます。

小平奈緒の引退後：大会直後はジュニア選手と滑りたいと意欲

小平奈緒選手は引退会見で「（ラストレース後は）氷のあるうちに、現役直後ということもあるので、ジュニア世代の子供たちと一緒に滑る機会に恵まれたら」と語りました。

つまり、世界トップレベルのパフォーマンスができるうちに、将来のスピードスケート界を担う少年少女たちに世界レベルの滑りを体感させてあげたいという思いがあるのでしょう。

こういったことは、世界トップクラスに登りつめた小平奈緒選手や、一部の選手だからこそ可能なので、ぜひこの企画を実現させていただきたいですね。

小平奈緒の引退後：指導者には興味なしか

小平奈緒選手のような超一流アスリートには、引退後には指導者として後進の育成に携わって欲しいという声も多いことでしょう。

しかし残念ながら、現時点において小平選手自身は「（指導者としての）未来は全く描いていない」と、指導者の可能性を否定しています（情報ソース）。

小平奈緒の引退後：相沢病院のサポートのもと地域貢献活動か

小平奈緒選手は会見で「（引退後は）未定な部分が多いが、トップスポーツというよりは地域貢献に近い形で多くの人の役に立てれば」と語っています。

このことから、スピードスケートのトップ選手らに関わるような仕事というよりも、地元長野を中心に地域に根ざした活動をしたいと考えていることが伺えます。

これに関してはすでに動き出していて、小平選手は、昨年まで夏場はトレーニングに専念していたのですが、今夏はトレーニングの傍ら講演や地域のイベントに参加する予定だそうです。

また、小平奈緒選手が所属している相沢病院（長野市）は、引退後も小平選手のサポートを継続する旨を発表していますから、小平選手は相沢病院のバックアップで引退後の活動を行う可能性が高いと考えられます。

ちなみに小平奈緒選手は保健体育の中高教育免許を持っているのですが、今後は多くの子どもたちとふれあって学ぶ喜びを伝えたいという意欲もあるようです。

小平奈緒の引退後：スケートから離れる可能性も

小平選手自身は「スケートを元に活動していくのもいいが、世界には自分の知らないことがたくさんあると感じているので、多くの人と出会いながら自分が興味をもったことをやってみたい」というビジョンを思い描いているようなので、もしかしたら引退後はスケートとは無関係の活動をしているという可能性も大いにありえます。

まずはいろんな経験をしてみて、将来の方向性を決めたいというのが、現時点での小平選手の気持ちのようです。