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クリスマス飾りの赤白シマシマの杖の意味や由来は?(キャンディケイン)

2019年11月29日

クリスマスのモチーフといえばサンタクロースやトナカイ、天使、星などを思い浮かべる人が多いと思いますが、もう一つの定番を忘れていませんか?

そうです、赤と白のストライプ模様の杖です。

あれは誰の杖なのでしょうか?

そして正式名称は?

今回はクリスマスの紅白の杖の名前や由来などについて調べてみました。

クリスマスによく見る赤白の杖の正式名称は「キャンディケイン(ケーン)」

キャンディケイン

クリスマスシーズンになると、ツリーのオーナメントや、雑貨屋さん、お菓子屋さんでよく見かける赤白のストライプ模様がついた杖。

これはキャンディケイン(キャンディケーン)という名前のついた伝統的なクリスマスの飾りの一つです。

キャンディケインのキャンディは飴のこと。ケイン(ケーン)は杖という意味です。

キャンディケインはその名の通り杖の形をした飴なのですが、日本では、ツリーに飾り付ける場合は飴ではなく、同じ形のプラスチック製や木製などのキャンディケインが主流です。

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キャンディケインが杖型である由来とは?

キャンディケインはクリスマスとどのような関係があるのでしょうか?

サンタクロースは杖をつくほど老いぼれていないですし、杖とクリスマスって一見結びつきませんよね?

実はキャンディケインの由来には諸説あるんです。

キャンディケインの由来①羊飼いの杖

キャンディケインの由来は羊飼い

杖とクリスマスを結びつけるものといえば羊飼いです。

羊飼いといえば、キリストの誕生の知らせを最初に聞き、そして初めて幼子イエスを拝んだ人々だとされています。

彼らを象徴するものが仕事で使う杖なのです。

1670年にドイツのケルン大聖堂の聖歌隊隊長が、羊飼いの杖のを形どった飴を配ったことが始まりではないか?と言われています。

キャンディケインの由来②木に引っ掛けやすくするため

キャンディケインは本来クリスマスツリーに飾るものです。

そのそもクリスマスツリーの由来は、アダムとイブの物語に出てくる「楽園の木」に見立てて、常用樹(枯れない木)に果実やナッツ、を飾り付けたものだと言われています。

そのクリスマスツリーにキャンディーを飾る際に枝に引っ掛けやすくするために片側の先端部を曲げたという説もあります。

ちなみに、キャンディーケインはもともとは白いスティック状の飴だったそうです。

キャンディーケインの由来③キリストの頭文字

キャンディケインを逆さにすると「J」になります。

Jはイエス・キリスト( Jesus Christ )の頭文字であることから、この形になったという説もあります。



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赤白のキャンディケインを飾る意味とは?

赤白のキャンディケインの意味

キャンディケインを飾る意味は、上記の通り、杖の形(Jの形)が特別な意味を持っているからです。

それにしても羊飼いの杖がなぜ赤白の模様なのか気になりませんか?

現在お馴染みの赤白のキャンディケインは20世紀初頭にアメリカの製菓会社が作ったものが始まりだと言われていますが、この色には次のような意味が込められているんです。

まず赤は”キリストが十字架で流した血”を表しており、これは「イエスの愛」を象徴するものです。

そして白には「キリストのような純真な心」という意味が込められています。

また赤と白に緑が加わったストライプのものもありますが、緑は常用樹(もみの木)の緑を表しており 「永遠の命」「神の永遠の愛」 という意味を持っています。

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つまり、赤白(緑)のクリスマスカラーでJの形をしたキャンディケインは、ただの脇役ではなくクリスマスの大切な要素がギュッと詰まっている大事な存在なんですね。

最近ではカラフルなキャンディケインも当たり前になってきていますが、由来を知るとやはり王道のデザインに魅力を感じます。

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