2024年をメドに日本の紙幣が刷新されることが発表されました。今流通している紙幣も数年~10年後には珍しくなっていくのでしょうか。
あなたの身の回りにも当たり前のように存在している紙幣ですが、
中には貨幣価値以上の値段がつくお宝紙幣があるのをご存知ですか?
今、あなたのお財布の中にあるそのお札、
実はとてつもない価値があるプレミアム紙幣かもしれませんよ。
プレミア紙幣かどうかを見分ける”紙幣の記番号”とは?
紙幣の記番号とは紙幣一枚一枚に割り当てられたシリアル番号です。
現行の1万円紙幣には、上の絵の赤枠で囲った部分に記番号が印刷されています。
現行紙幣の記番号は全9桁(8桁の場合も)で、
はじめと終わりは大文字のアルファベット、
中間は数字という組み合わせになっています。
紛らわしいIやOなどのアルファベットは控えて、
英数字の組み合わせは129億通り以上あるということです。
しかし、それでも全ての組み合わせを使い切ってしまう場合も。
その場合は、一巡目が黒字、
二巡目が茶色字というように、
文字色を変えて印刷します。(現行1万円札や千円札など)
プレミアム(レア)記番号とは?
プレミアム記番号とはその名の通り、
プレミアがつくお宝記番号のことです。
例えば、ゾロ目や「123456」など
珍しい番号、記号の並びを持つ記番号、
若い番号などには
紙幣価値以上の価値が付く場合があるのです。
関連記事:偽札は不可能?!令和の新紙幣の偽造防止対策レベルがすごいことに!
プレミアム記番号紙幣の参考価値
では、どのようなレアな記番号に、どれほどの価値がつくのでしょうか?
質屋の実際の査定事例をご紹介します※
(※価格は2018年4月16日放送のミヤネ屋の内容を参考に
ご紹介しています。あくまで参考価格です。)
あなたもさっそくお財布をチェック!
ケース①キリ番の千円札の場合
千円札は流通枚数が多い紙幣ですが、
その中でもキリ番となると価値が高まります。
例えば「△△500000△」(△はアルファベット)
というキリ番の場合、
2000円の価値が付きます。
レア度が低い分、価値は紙幣価値の2倍止まりですが
逆を言えば、知らず知らずのうちに
あなたのもとにも巡ってきている可能性は大ですよ!
ケース②記番号がゾロ目の千円札の場合
「△△111111△」というようなゾロ目の記番号。
見るからに縁起が良さそうですよね!
こちらの場合ですとなんと
1万5000円の価値が!
これは大きいですね!
ですが見た目にも美しいですし
ずっと保管しておきたい気もします。
ケース③記番号が123456の一万円札の場合
「△△123456△」というように
数字がキレイに並んでいる1万円札の場合
5万円の値が付きました。
この場合、聖徳太子の一万円でしたので、
福沢諭吉の場合ですと少し価値が下がるかもしれません。
パッと見ではレアだと気づきにくい記番号ですので、
こまめにチェックしてみてください。
ケース④記番号1番の二千円札の場合
まず二千円札がすでにレアなのですが、
その中でも記番号が1番のもの。
つまり
「△△000001△」という記番号です。
(△はアルファベット)
この場合の紙幣の価値は
10万円!!
紙幣価値の50倍ですよ!50倍!
査定額が上がるその他のポイント
以下の丈な条件を満たす紙幣もまた
プレミアムな価値がつくそうです。
- 発行部数が少ないもの、流通量が少ないもの
- レアな条件が重複するもの
- 印刷ミス・記号違いなどのエラー紙幣
1については二千円札や旧紙幣が当てはまりますね。
2についてですが、例えば上の例にあげた1番の記番号に加え、
先頭と末尾のアルファベットも同じ文字だったりすると
さらに価格が跳ね上がります。
3についてですが、
ミスのあるエラー紙幣は通常流通しないようになっています。
しかしミスに気づかずに流通してしまう場合が
ごくたまにあるようです。
代表的なものですとJL二千円紙幣というものがあります。
紙幣の左上にある記番号の1桁目が「J」で始まるのに対し、
同じ紙幣の右下の記番号が「L」で始まるという珍しいものです。
この場合、10万円前後の価値があるそうですが、
これにゾロ目やキリ番などのレアな数列が加わると
数十万円の価値に跳ね上がるんだとか。
また、お札が未使用または傷みが少ないほど
価値があがるようです。
若い番号だと価値は100倍以上!
では、最強レベルのプレミアム紙幣とは
いったいどんな記番号なのでしょうか?
それは、番号が若いものです。
現行紙幣の記番号は
「A000001A」~「ZZ900000Z」までが割り振られています。
ご覧の通り、最も若い記番号は頭のアルファベットが一桁(全8桁)ですよね。
番号が若いということはつまり、
印刷された順番が若いということです。
なので「A000001A」はその紙幣のなかで
最も早く生まれたものなんです。
ちなみに「A000007A」という記番号を持つ現行一万円札の
持ち主が、鑑定番組で鑑定してもらったところ、
なんと300万円の価値が付いたそうです!!
超レアな若い記番号の紙幣は入手困難!
数百倍にも価値が跳ね上がる激レア紙幣なら
ぜひとも探し当てたいところですよね。
ですが、最初の100番程度までの紙幣が
自分の元に回ってくることは、ほぼありえないそうです。
それはすでにコレクターの元に渡ったという
可能性もあるのですが、
ほとんどの場合は
製造時にお世話になった関係者や研究機関に
御礼の意味を込めて、最優先でトレードする慣習があるからなのです。
ですから番号の若い超レア記番号の紙幣は
資料館などでしか拝めないようですよ。
令和の新紙幣のプレミア記番号なら、さらに価値が上がる?!
ちょっとガッカリしたところで朗報です。
先日発表された2024年(予定)に刷新される
新紙幣の記番号は、希少性が高まる可能性が大きいようです。
というのも、令和の新紙幣は
さらなる強固な偽装防止対策の一つとして
記番号を現行の最大9桁から10桁に増やす予定だからです。
つまり、ゾロ目にしても1番にしても
出会える確率がグッと減るため、
必然的にレア度も高くなるわけです。
もちろん、現行紙幣も、新紙幣に刷新されると
流通量がグッと減りますから、
今のうちに良番を保管しておくことをおすすめします。