2021年11月より放映されているMacBook ProのCMに恐怖を感じている人が少なくないようです。AppleらしいクールなCMですが、視聴者はなぜ怖いと感じるのでしょうか?CM使用曲についてもご紹介します。
2021年 MacBook ProのCM動画
Appleは2021年11月より新型MacBook ProのCMを放送しています。
このCMは、MacBook Proの美しいパーツを順番に大きく映し出し、つづいてMacBook Proの処理能力の優秀さをアピールしています。シンプルな映像と特徴的なBGMが相まって、ついつい見入ってしまうCMです。
MacBook ProのCMが怖いという声が多数
クールな新型MacBook ProのCMですが、このCMが”怖い””苦手”と感じる視聴者も少なくないようです。
・MacBookのCMの曲が怖すぎてやめて欲しい… 夜の時間帯だけでも抑えて欲しいな。まじで怖い…
・今やってるMacBook ProのCM 色んなとこで何回も聴いてるけど毎回思う 音楽が怖い 不協和音なのかな? 不気味に感じるから 聴きたくないのに 怖くて動けなくなっちゃうから チャンネル変えられなくて すごく困る
・MacBookのCMの曲が、昔やってたACジャパンの砂浜消えるCMみたいでドキッとするからやめてほしい。不協和音怖い。
・MacBook ProのCMの音楽なんか怖い、、呪怨みたい
・私だけかもしれないけど、今のMacBook ProのCMの音楽、なんかめちゃくちゃ不安を煽られて嫌なんだけど… あれがテレビから聞こえただけで嫌な気分になる…
・MacBook ProのCMの曲 不安感感じるの私だけ?
・MacBook ProのCM、イカゲームのBGMに似すぎてて毎回イカゲーム!ってなる
・今のMacBook ProのCMの音楽が怖すぎる。聞くたび心臓バクバクする…
・macbookのcmでrezzの楽曲が採用されてる。曲そのものはエッジ効いてて好みなんやけど、ボリュームバランスが他のcmと異なるからなのか、どうしても不快に聞こえてしまうな。他のcmと比べて明らかに異質なのでcmとしては成功なのかな。
・MacBookのCMの音が不快で聞きたくない。早く終わって欲しい。作る人はほんとよく考えて欲しい。
・新しいMacBook ProのCMの曲が なんか嫌 気持ちがザワザワしてぞわぞわする 精神的不安定になりそう
・最近テレビでしょっちゅう流れてるMacBook ProのCM、絶妙にキモいんだよな。 見る度に子供が泣き出しそうなCMだなって思ってる。
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視聴者が怖いと感じる理由に共通するのがBGMです。
聴いていると不安感を煽られるという人もいれば、CMやドラマ・映画など、過去に見て恐怖を感じた作品を連想させられることで恐怖心を掻き立てられるという人もいるようです。
コメントの中に”ボリュームバランスが他のCMとは異なる”という内容がありますが、たしかに低音に強いスピーカーやヘッドホンを通じてこのBGMを聴くと突如ゴリゴリの重低音が体に響いてくるので、違う世界につれて来られたような気持ちになります。Appleは視聴者の耳に音楽が届きやすいような仕掛けを施している可能性もありますね。
ちなみに、このBGMに関しては怖いという人も多くいる反面、”かっこいい””好き”と感じている人もたくさんいます。どちらにしても印象に残る音楽であることは確かですね。
MacBook ProのCMのBGMは誰のなんという曲?
話題となっている2021のMacBook ProのCM使用曲ですが、この曲はRezzの『Chemical Bond』という曲です。
Rezz(レズ)はウクライナ生まれカナダ育ちの女性DJ兼プロデューサーで、ディープかつダークなサウンドで人気を博しています。現在26歳の彼女ですが、2015年には音楽メディア「Magnetic」の「最も勢いのあるアーティスト」の第1位に選出され、そして翌2016年にアメリカメディア「2016年最もブレイクしたダンスミュージックアーティストの一人」と紹介するなど、若くして才能を開花させました。
このように光る丸形のサングラスをかけてパフォーマンスを行うのがRezzのスタイル。
ぶっ飛んでいそうですが、素顔は美しい女性です。
あのようなダークな音楽を作っている人のようには見えませんよね。
不気味だからこそついつい見てしまうという効果
視聴者のコメントにもありましたが、このCMにはBGMが不気味だからこそついつい見てしまう効果があるのかもしれませんね。ホラー映画が苦手な人も怖いシーンでついつい薄眼を開けてみてしまうのと似ているかもしれません。
映像にも同じような効果があるのではないでしょうか。MacBookの筐体のどアップは、何が映し出されているのかすぐには判断できません。得体のしれない無機物が次々と映し出され、一体何なのだろう?という知りたい欲求に掻き立てられます。
AppleのCMはこのような視聴者の好奇心に訴えかけるCMづくりが上手いように感じます。
先ごろ放送されていたiPhone12のCMも、男性が料理をするシーンが”不快”だと非常に不評でしたが、そのCMもおしゃれなBGMと相まってAppleの独特の世界観を成立させていました。
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良くも悪くも人の記憶に残るとSNSなどで話題になるので、PRの効果はバッチリであるといえるでしょう。MacBook ProのCMもiPhoneの料理シーンのCMも不快と感じる人もいる反面、かっこいいと感じる人もいるわけですから、CMとしても大成功ではないでしょうか。
個人的にはMacBook ProのCMには好意的なのですが、不穏な今の時代だからこそ、次は多くの人がハッピーになるAppleのCMを期待したいところです。