クリスマスといえばかわいいデコレーションのケーキを思い浮かべますが、ヘクセンハウス(お菓子の家)もオススメです。
食べられるだけではなく、数日間クリスマスの飾りとしても活躍してくれます。子供や友達と一緒にワイワイ言いながら飾り付けするのも楽しいですよ。
以前簡単レシピをご紹介しましたが、今回は生地に色を付けたカラフルバージョンです。
もくじ
クリスマスにヘクセンハウス(お菓子の家)を作るのはなぜ?
ヘクセンハウス(お菓子の家)は本来生姜風味のクッキー=ジンジャーブレッドで作られています。ヘクセンハウスはドイツ語名ですが、英語ではジンジャーブレッドハウスとも言います。
ではクリスマスになぜジンジャーブレッドを食べるのか?
クリスマスといえばイエス・キリストの降臨を祝うイベントであることは多くの人が知っていることと思いますが、実はもともとは冬至の寒い時期に無病息災を願うため、そして翌年の五穀豊穣を祈るためのものだったそうです。
日本で冬至の時期に栄養価の高いかぼちゃや小豆を食べるのと同様に、欧米では体を温める生姜(ジンジャー)を食べる風習が古くからあったんですね。
また、なぜジンジャーブレッドで家を作るのかというと、欧米では家=幸福のシンボルであると考えられているからだそうです。
ヘクセンハウス(ジンジャーブレッドハウス)の簡単な作り方
ヘクセンハウスは手間がかからないといえば嘘になります。
ですが、基本的には型紙を作る、クッキーを作る、くっつける、飾るというシンプルな工程です。
どれだけこだわって作り込むかによって手間の多い少ないは変わります。
ちなみにわが家には小さい子がいるので、ジンジャーは食べないかも?と思い、ジンジャー抜きでクッキーを作っています。
前回ご紹介した作り方はコチラ↓簡単に作れるヘクセンハウスの作り方(単色バージョン)です。以下にまとめてあるので参考にしてみてください(生地はflan*さんのレシピを参考にしています)。
初心者も簡単!お菓子の家 手作りレポート 生地・型紙・窓の作り方も
ヘクセンハウス・カラフルバージョンは単色よりもラクちん
前回お菓子の家作りに慣れてきてちょっと欲がでてきたので、次は生地とデコレーションに色を付けて作ってみました。今回も既製品多様でラクしてます。
ベーシックな生地に赤と、みどりと茶色をそれぞれ着色しました。
生地がカラフルだとデコレーションが手抜k…いやシンプルでも華やかにみせることができるので結果的に前回の家よりも作業時間が短縮されました。
生地の作り方
今回の生地もクックパッドのレシピから。
Maiko.Eさんのレシピを参考にさせて頂きました。
私の場合家の高さが16cmぐらいだったので生地は倍で作成。
思った通りこの生地はとても正確に成型できました。
ですが、私のスキルの問題なのか、焼きあがったサクサクの生地を組み立てる時にホロホロと割れる事があったので、とくに細かいパーツの取り扱いには気をつけたほうが良いかもしれません。ですがさっくりしているぶん味も美味しかったです
(形よりも耐久性を重視したい方は前回のflan*さんのレシピさんのほうがいいかも)
画像はmaiko.Eさんの作品ですが、すごくきれいですよね。
こんなにキレイに作れるのはご本人の腕前あってこそだと思いますが、ご親切なことにmaiko.Eさん考案のヘクセンハウスの型紙を一部ご本人のHPで公開してくださっているので皆さんも参考にされてはいかがでしょうか?
工作用紙を使った型紙の作り方
ちなみに、私の型紙はと言うと写真撮り忘れてしまったんですがm(_ _)m
前回同様、市販の工作用紙を作って制作しました。
工作用紙は厚手なので、自分の好きなサイズで四方の壁と屋根を作って組み立てて見てください。図工の授業のように紙のお家を作る感覚です。
隙間なくうまく紙のお家が出来たら、それをそのまま型紙として使えますよ。
窓やドアはクッキー型で抜くとラクです。丸や四角、星型などは100円ショップでも簡単に入手できます。この時期ならクリスマスモチーフの型もたくさん売られていますよ。
カラー生地の作り方
そしてカラー生地についてですが、私の場合みどりの生地は抹茶パウダー、茶色の生地はココアパウダー、赤の生地はいちごパウダーと食紅で色づけました。着色の材料も全て100均で入手できます。人工着色料は余り使いたくないんですが、ハッキリした発色はやはり食紅とかじゃないと難しいと思います。
色付き生地はベースの生地に後からパウダーを混ぜると混ざりにくいし、生地の硬さも変わってくるので、生地の材料を混ぜる前に加えたほうが良いと思います。カラー素材を入れる分、小麦粉の量を減らせば生地が固くなるのを防げます。
ちなみに、地面のココアクッキーには砕いたナッツを混ぜ込みました(味に飽きるのが嫌だったので)。
窓の作り方
今回も生地が焼きあがる10分ぐらい前に、くり抜いた窓部分に砕いた飴を入れて溶かすステンドグラスキャンディーを採用しました。
動画を参考に作ったステンドグラスです。星型や丸型のクッキー型が大活躍です。トナカイとサンタクロースのソリの型も窓に使ってみました。デザイン性のある型はそれだけでも立派なデコレーションになるのでお手軽です。
<窓づくりのポイント>
- 丸いキャンディーをレンジで完全に溶けきらない状態まで加熱して、それを綿棒やお皿などで平らに薄く伸ばすと飴が砕きやすい。
- オーブンで焼く時に最低でもクッキー生地と同じぐらいの高さまで砕いた飴を敷き詰めないと飴が均等に広がらない。
これだけ気をつければお好きな飴でステンドグラスが作れますよ。
デコレーションは市販品を活用して簡単&カラフルに
一番センスを問われるのがデコレーションですよね。
余り難しいことをやろうとしても却ってヘンになったりします。それに手を加えなさすぎると味気ないし、凝りすぎると疲れるしバランスも難しいですよね。
ですがカラフルなヘクセンハウスはデコる前からある程度派手さがあるので、ちょっと手を加えるだけでもとってもかわいく仕上がりますよ。
今回はアイシングを控えめに、市販のお菓子を多用してみました。
アイシングの方法は以下をご参考ください。
※アイシングは模様を描くだけでなくパーツをくっつけるのにも使用しています。
カラフルハウスの屋根の上にはマシュマロをくっつけて、屋根の面にはアイシングで大きくチェック模様を描き、線が交差する部分にマーブルチョコレートをくっつけました。
屋根の横にはポイフルを並べています。
このようにどこのスーパーでも手に入るお菓子だけでも華やかにすることができますが、↓のような海外製のお菓子を使えばさらにかわいくなりますよ。
細かい部分はアイシングで。
アイシングは白だけでもいいと思います。カラーアイシングの場合は白に食用色素を混ぜて作れますが、それも面倒くさいという場合は100均で色付きのアイシングパウダーが売れています。
水と混ぜるだけなので簡単です。
セリアのアイシングパウダー。私も使っています。色によって異なるフルーツの香料入りで良い香り。
ライトアップは100均のLEDキャンドルがオススメ
仕上げはライトアップ用のLEDキャンドル。これも100均です。
クリスマス感アップ↑↑
この演出で、多少のクオリティーの低さはカバーできます笑
ヘクセンハウスにライトを仕込むには、二つの方法があります。
- 家と土台(地面のクッキー)くっつけずに組み立てる。
- 穴の空いた土台を作り、下からライトを入れる。
私は①でライトを入れました。
これでカラフルヘクセンハウスの完成です!!
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