クリスマスが近づいて来ましたね。クリスマスといえばツリーにケーキにチキンなどが定番でしょうが、ヘクセンハウス(お菓子の家)もテンションが上がります。
手作りは敷居が高そうと思いがちですが、初心者の私でもできたので簡単に作り方の工程をご紹介します。もちろん全部食べられます。
ヘクセンハウス作りチャレンジしてみませんか?
※このページでは一から手作りのヘクセンハウスの作り方をご紹介しています。
飾り付けをメインに楽しみたい方、時短で手軽に作りたい方にはお菓子の家キットがオススメです↓↓↓
ヘクセンハウスとは?(レープクーヘンハウス)
ヘクセンハウスとは「お菓子の家」のことです。
欧米の人々はクリスマスの時期になるとこのお菓子の家を飾って楽しむという文化があります。
ちなみにヘクセンハウスとはドイツ語で「魔女の家」ということ。まさに童話”ヘンゼルとグレーテル”の魔女のお菓子の家が名付けの由来になっているんですね。
ヘクセンハウスは主にジンジャーブレッドを使用して作られるため、英語圏ではジンジャーブレッドハウスとも呼ばれます。
他にも蜂蜜・オレンジピールなどが材料のレープクーヘンを使用することもあるため(主にドイツで)レープクーヘンハウスとも呼ばれています。
↓は以前ヘクセンハウスを紹介した記事ですが海外にはクオリティの高い作品がたくさんあります。
【クリスマス】海外のお菓子の家 驚異のクオリティ!かわいいヘクセンハウスまとめ
そんなこんなでお菓子の家の魅力にすっかりハマった私は、昨年のクリスマスに手作りヘクセンハウスデビューを果たしました。
ちなみに私のお菓子作りスキルはと言うと・・・
毎年2回子供のためにケーキを作る程度。回数は少ないとは言え毎年作っているにも関わらず、毎回クックパッドのレシピとにらめっこしています。材料の割合や生地の硬さなど”大体の目安”というのがいっこうに身に付かないんです。
要は才能があまり無いんだと思います(泣)
そんなお菓子作り万年初心者の私が作ったお菓子の家(ヘクセンハウス)第一号がこちら↓
雑さは否定しませんが(笑)なかなかにクリスマス感は出てます・・・よね?
ということでお菓子作り初心者の私がヘクセンハウス作りの際に参考にした、ネットのレシピやオリジナル技をご紹介していきます。
お菓子の家 第2号(カラフルヘクセンハウス)の製作レポ・作り方はこちらの記事をご覧ください
全部食べられるお菓子の家(ヘクセンハウス)の作り方
工程①デザイン決め&型紙作成
まず一番大事なのはデザイン!きっとこの記事を読んでくださっている皆さんもおしゃれなヘクセンハウスの画像をいろいろと見てワクワクされていると思います。
ですが・・・!
*ポイント*
はじめは欲張らずにシンプルなデザインを。
凝りすぎてクリスマスに間に合わなかったら元も子もありません。初回はシンプルを心がけ、どんな作業にどれくらいの労力が掛かるかを学習してから次回以降にレベルアップさせた方がいいと思います。
ということで、私はくるみ.*さんのレシピの型紙を参考にさせて頂きました。
山形の大きな屋根に煙突が立つオーソドックスなカタチです。
私は目盛りの付いた工作用紙を使用しました(通販でも安く変えますし100均にもあります)。
工作用紙は線引が簡単なうえ、厚手なので組み立てて完成品のシミュレーションができるため便利です。実際の完成予想ができるわけですから細かな微調整もしやすいですよね。
<型紙づくりの手順>
- デザインを紙に起こしてパーツごとに切る。
- それぞれのパーツを必要な枚数だけクリアファイル(アクリル板)やオーブンシートなどに写して切る(アクリル素材なら繰り返し使えて便利)
- 型紙にデコレーションのデザインを下書き。
※観賞用or衛生上気にならないなら②は省略可。
自家製ヘクセンハウスの型紙の完成!
屋根の大きさや窓の数かたちを見本とは少し変えています。窓には飴細工を施したかったからです(手順は後述)。
あと細長い棒のようなものですが、こちらはハシゴや家の外の柵などの型紙です。大きさは家のサイズに合わせて大体こんな感じかなと感覚で決めました。
それから扉の型紙も作りました(壁とは切り離します)。
※ちなみにこの型紙で作ったヘクセンハウスは結構なジャンボサイズになったので、私の型紙を参考にされる際には、縮尺を調整してみてください。
工程②生地作り
生地作りはflan*さんのレシピを参考にさせていただきました。もちろん型紙を参考にしたくるみ.*さんのレシピの生地もすばらしいのでお好みの生地レシピを参考にしてみてください。
お二方ともジンジャーやスパイスなどを使用していないので小さいお子さんにも食べさせやすいんじゃないでしょうか。
レシピは転用できないのでお手数ですがリンク先でご確認お願いします。アイシングの作り方もご参考に。
※生地の量はあなたの作品のサイズに合わせて調整してください。
ちなみにflan*さんのレシピは型紙の作り方も紹介されていますが、大人気すぎてご本人監修の抜き型が販売されています。これを使えば誰でもかわいいヘクセンハウスが作れますね!
工程③生地を焼く前に・・・飴のステンドグラスの作り方
窓に飴のステンドグラスをはめてみました。一見難しそうですが、初心者にも簡単にできるのでご安心を。
<作り方>
生地を焼く時に焼きあがる10分前ぐらいに窓の部分に飴を置く。これだけ!
私が参考にした動画がコチラ。余った生地を使って気軽に凝ったデザインにできるのでオススメです。
この細工で一番手こずるのが飴を砕くこと。
大きい窓だけなら飴をまるごと置いても大丈夫なんですが、細かい部分は砕く必要があります。
麺棒で丸い飴を叩いてみましたが、音がうるさいし飴がしぶとい!!
道具を傷めず一番簡単に砕く方法はやはり加熱だと思います。
<ポイント>
飴は加熱して溶けて薄くなったものをパリパリと割りましょう。この一手間で後々の作業がグッと楽になります。
色の違う飴を組み合わせて一つの窓にグラデーションを作ることもできますよ。右側の画像の壁の三角部分も中はステンドグラスです。
大きな穴に生地の余りを細く切ったり星型にくり抜いたものを並べて飴で隙間を埋めました。
たとえいろいろ失敗してもステンドグラスがあるだけで何となくごまかせます(笑)
工程④アイシングで模様作り。失敗しないために
いざデコレーション!ここからが肝心です!!
デコレーションの主役となるのがアイシング。
私は細々としたアイシングを今までやったことなかったんですが、ポイントを守ればそれなりに細かい模様がかけるようになりました。
以下の動画で生地の硬さや線の書き方などの失敗しないための基本が分かりやすく紹介されています。
上の動画ではベーキングペーパーを使用していますが、OPPシートを使う方法もあります。透明で中身が見えやすいし強度とある程度のコシもあって初心者向きだと思います。
なお卵アレルギーの方は、水と粉砂糖のみでもアイシングのもとは作れます。
ちなみに私は100均で購入できるラッピング用の透明シートを、必要な大きさに切り分けて使っています。サイズも大きいし使いやすいのでおすすめです。
<その他のポイント>市販のお菓子でデコレーションの手間を省きクオリティアップ
デコレーションに凝れば凝る程、自分に負担がのしかかります(泣)
そんなときは市販のお菓子に頼るのも手です。
私は庭木に「たけのこの里」、クリスマスツリーに「ジャイアントカプリコ」、柵に「プレッツェル」を使用しました。
他にもマーブルチョコやキャンディーを使ってカラフルにデコったり、トッポや小枝、ウエハースなど木の質感が再現できるお菓子なんかも手軽に使えそうですね。
さらにひと工夫-LEDでライトアップ
頑張って作ったお菓子の家、せっかくですしライトアップしませんか?
そこでオススメなのが100均で入手できるLEDキャンドルライト
私はDAISOで上の画像と同じような2個入りタイプを購入しました。
LEDだから危なくないし、デコレーションが溶けるなんていう心配もありません。その上本物のキャンドルのように炎のゆらぎまで再現してくれます。翌年以降も使えるしいいことづくしですよ。
LEDキャンドルを仕込んでみました↓
この一手間で子供のテンションが倍上がります(笑)
ということでお菓子作り初心者でズボラな母が挑んだヘクセンハウス作りレポートでした。
慣れないぶん時間は掛かりましたが、思っていたより敷居は低かったし、お菓子の家が自分でも作れるってやっぱりうれしいです。
あなたもチャレンジしてみませんか?
映えるカラフルなヘクセンハウスの作り方はコチラ↓(こちらの方がさらに簡単です)
やっぱり手作りは無理かも~と感じたあなたはコチラ